猿島公園サルシマ

Sarushima
汐入・横須賀中央・逸見
東京湾に浮かぶ、唯一の自然島です。 釣り・海水浴・バーベキューなど、四季を通してアウトドア・アクティビティを楽しめます。 面積は横浜スタジアムのグランドの約4倍。 三笠桟橋からの約10分の船旅で、気軽に訪れることができます。 旧日本軍の要塞として、一般人の立ち入りは、終戦まで禁止されていました。 島内には緑深い木々のなか、レンガ積みのトンネルや砲台跡などの旧軍施設が残っていて、ちょっとした探検気分が味わえます。 かつて、仮面ライダーのショッカー基地として撮影が行われたことでも知られています。 釣り・バーベキュー・海水浴など小さな島いっぱいに魅力がつまっています。 春と秋には釣り大会も開催されます。 猿島渡船、猿島でのBBQ、釣り大会などについては、(株)トライアングルのホームページをご覧ください。

information

基本情報
住所
〒238-0019
横須賀市猿島1
アクセス
京急横須賀中央駅から三笠桟橋まで徒歩15分
JR横須賀駅から三笠桟橋まで徒歩30分
(車)横浜横須賀道路横須賀ICから、県道28号線(旧本町山中有料道路)経由三笠桟橋まで約3km
※三笠桟橋より船で10分
料金
■猿島航路
乗船料(往復): 大人1,500円・小学生750円
団体 (15人以上):大人1,350円・小児670円
■入園料
15歳以上(中学生を除く)500円 小・中学生250円
※「よこすか市民割」対象の方は、窓口で住所の分かる身分証明書をご提示ください。
営業時間
航路運航時間内
・3月1日~10月末 9:30~17:00
・11月1日~2月末 9:30~16:00
※最終便の時刻が早くなっておりますのでご注意ください。
※混雑状況により、臨時便を運航する場合がございます。
※今後のコロナウィルス感染状況等により変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。


定休日
■猿島航路
なし。※荒天時に欠航する場合があります。
駐車場
近隣の有料パーキングをご利用下さい
公式サイト
https://sarushima.jp/
お問い合わせ
046-825-7144(株式会社トライアングル) ※猿島渡船の運航会社

access

アクセス

barrier free

バリアフリー対応
エレベーター ×
エスカレーター ×
入り口段差解消のための措置(スロープを含む)
車いす対応トイレ
オストメイト対応トイレ ×
車いす貸し出し
子供用オムツ替えシート ×
ユニバーサルシート
(大人用オムツ替えシート)
×
障害者等用の駐車場 ×
誘導用ブロック ×

【その他の情報】

車椅子でレンガ造トンネルまで行けます。
卯ノ崎台場跡や展望台広場など一部車椅子で行けない場所があります。
 施設までのバリアフリールート 


・京急横須賀中央駅~猿島までのルートはこちら

about

スポットについて

公園内でのドローン等の使用は認めていません。

散策

猿島へは、三笠桟橋から連絡船が出ており、気軽に訪れることができます。
横須賀の街を海から眺めながら、片道約10分の船旅です。
猿島の中は、要塞跡の探検や釣り・バーベキュー・海水浴など四季を通じた遊びの宝庫です。

展望台
れんが積みの壁に囲まれた要塞の道から、急坂を上ると展望台です。
猿島に残る5つの砲台とともに、観測所として造られたものです。

要塞の切通し
うっそうと繁るタブの森の中には、明治時代に造られたレンガ造りの要塞が、今なお残されています。

レンガのトンネル
かつて要塞だった島、猿島にはいくつものレンガのトンネルが残されています。
レンガは、「フランス積」と呼ばれる積み方で、今なお美しい文様を見せてくれます。

広場
横須賀の街並みや東京湾を眺めながらゆったりくつろげる展望広場です。
ピクニックや散策の休憩場所にどうぞ!

歴史・文化

さるしま要塞物語
夏には多くの海水浴客で賑わう猿島ですが、島の中にはもう一つの顔が隠れています。
うっそうと繁るタブの森の中には、レンガで造られた要塞が、今なお残されています。
猿島は東京湾ののど元に位置するため、海の守りの要として、幕末・明治初期・昭和と3度に渡り砲台が築かれました。
黒船がたびたび姿を見せはじめた幕末の頃、江戸幕府は海上防備のため、全国初のお台場と呼ばれる砲台を、猿島に3ヶ所建設し、黒船に対する守りを固めました。
以来、猿島は「要塞の島」としての歴史を歩み始めました。
明治時代中期、明治政府は東京湾の守りを固めるために、猿島に砲台と要塞を設けました。
砲台には敵国の戦艦を迎え撃てるよう、フランスから輸入したカノン砲が配備されましたが、実戦で使われることはありませんでした。
その後、第二次世界大戦の激化とともに戦雲が本土へと迫り、再び防衛施設として重視されることになります。
昭和16年頃より鉄筋コンクリート制の円形の砲座が5座造られ、その上には高射砲が配備されました。
高射砲は終戦とともに進駐軍に解体され、砲台だけが残されました。猿島に現存する砲台跡は、この時期のものです。

フランス積みレンガの要塞
明治時代に建造された猿島要塞は、すべての施設が岸壁を彫り込んで造られているので、島の外からは、まったく見えません。
弾薬庫や兵舎は、島の中央部を縫う露天掘りの幹道に沿った、トンネルで連なる地下構造になっています。そして、この要塞を覆うのがフランス積で積まれたレンガです。
日本でのレンガによる建築は、幕末の長崎に始まり、文明開化とともに全国に広がりました。
しかし、そのほとんどは地震や老朽化により失われています。
レンガの積方も、明治20年頃から主流になったイギリス積はたくさん作られており、今も日本中に多く残っていますが、フランス積は造られた時期が早かったことから、ほとんどが壊されてしまい、日本でも猿島要塞を含め4件が確認されているのみです。
エキゾチックなレンガのトンネルは、建築史上とても貴重な建築物なのです。

さるしまに伝わる伝説

■日蓮上人にまつわる話(猿島の名前の由来)
日蓮上人が小舟で東京湾を渡っている際、あたり一面が濃い霧に覆われ、行き先が全く分からなくなってしまいました。
その時、近くの島に避難したところ1匹の白猿が現れ、島の奥へ案内したという言い伝えから、「猿島」という名がついたという説があります。
その後、地元漁師の助けを得て、現在の米が浜に上陸する際、サザエで足を切ってしまった漁師を見た日蓮上人が、お題目を唱えてサザエから角をなくしたため、この付近のサザエには角がないそうです。


■猿島春日神社の大蛇
現在、三春町にある春日神社は、猿島大明神として、明治17年まで猿島にありました。7月下旬の大祭前後には毎夜のように上総の鹿野山から猿島へ、大蛇が泳いできたといいます。この大蛇は守護神で、猿島の北側の洞窟に住んでいたそうです。なお、この洞窟は、江ノ島の岩屋や富士の麓まで続いていると言われています。

■豊島
「猿島」と呼ばれる前は、猿島の周りには大小併せ十個の浅瀬や岩礁があることから、十の島で「十島」、験を担ぎ「豊島」とよばれていました。明治21年になづけられた、上町の「豊島小学校」に名残を見る事ができます。また、今でも地元の漁師さんは「猿」が「去る」に聞こえるため「豊島」と呼ぶことがあります。

タブの木の森
猿島を海上から眺めると、黒々とした色の森が目につきます。
これがタブの森です。
猿島桟橋の北側崖上にはみごとなタブノキが多く見られます。この景観は、三浦半島に残された数少ない原生林といえます。
猿島の周囲は大部分が急斜面や断崖となっているので、特にこの部分には森林がよく残っています。
大昔の三浦半島にもこのようなタブ、ヤブツバキなどの常緑樹が繁り、昼なお暗い森でおおわれていたのでしょう。
島内の林床にはシダ類がたくさん生育し、空中の湿度も高くなっているので、多くの植物の生活に適しています。
長いトンネルを抜けて眼前に現れる光景は、さながらミニ・ジャングルといえましょう。潮風に強い海岸植物も崖地にみられます。

海水浴

猿島は、東京湾に浮かぶ無人島です。島内探検も楽しめ水もきれい。
バーベキューも可能。
空と海に囲まれ、街の喧騒を遠くに眺めながら、ゆったりとした海水浴がお楽しみいただけます。
浜は下船場の周辺に広がり、対岸には横須賀市街が間近に見えます。

バーベキュー

猿島では、BBQに必要な機材は全てレンタルできるため、食材さえ持ってくれば気軽にBBQを楽しむことができます。また、終わった機材はそのまま返却できゴミの回収も行っています。
猿島BBQの営業期間、利用料金、予約方法などの詳細情報・お問合わせは、株式会社トライアングルのホームページをご覧ください。
※2014年からBBQコンロや炭の持ち込み禁止になりました。

利用上の注意

猿島公園内において下記の行為は、「猿島公園管理要領」(平成25年4月1日施行)に基づき禁止されておりますので、ご注意ください。
(1)参加者を募って写真・映像等の撮影(撮影会)をすること。
(2)多数の人員で公園の一部を占有し、被写体(人物等)を撮影すること。
(3)テントを設置すること(ペグ等で地面に固定せず、かつ他の公園利用者の迷惑とならない場合は除く)。
(4)他の公園利用者の迷惑となる音量を流すこと。
(5)大音量を流すための音響機器(DJブース等)を設置・使用すること。
(6)海水浴場の開設期間以外に、水浴または遊泳すること。
(7)燃料(炭・ガス等)を使用するコンロ類または燃料(炭・ガス)の持ち込みをすること。