ペリー公園(ぺりーこうえん)

 
 久里浜海岸のペリー公園内にはペリー上陸記念碑があります。
これは、日本の開国を求めて来航したアメリカ海軍提督マシュー・カルブレイス・ペリーが嘉永6年6月9日(新暦1853年7月14日)に久里浜海岸に上陸したことを記念して建てられたもので、除幕式は明治34年(1901)7月14日、ペリーの上陸と同じ日に行われました。
 参列者は桂首相ほか閣僚、個人として榎本武揚やペリー艦隊の一員として来航した経験のあるアメリカ退役海軍少将ビアズリーやペリーの孫のロジャーズ少将ら、総数約1,000人。久里浜沖では日米の軍艦が祝砲を放つなど盛大な式となりました。
 碑文の「北米合衆國水師提督伯理上陸紀念碑」は伊藤博文の筆によるものです。
 久里浜海岸は、昭和20年代までは風光明媚な海水浴場でしたが、日魯漁業久里浜支社の建設や昭和30年代からの東京電力横須賀火力発電所建設に伴う相次ぐ埋め立てにより、海岸線は大きくその姿を変えました。ペリー公園前に残る砂浜からは、昭和35年に開通した久里浜港−金谷港を行き交う東京湾フェリーの姿や、発電所の大きな煙突を望むことが出来ます。

 園内のペリー記念館内には、ペリー来航に関する歴史的資料や模型などが数多く展示されています。

じょうきせんの碑(ペリー公園内)

碑文「泰平の ねむりを さます じょうきせん」


 江戸湾の守備に当たっていた諸藩の藩士や浦賀奉行所の人たちは大きな黒船の姿を見て、驚き動揺しました。開国を促す黒船の来航に、幕府要人はもちろんのこと、その威容を見聞きした人たちの驚きはどれほどのものだったでしょう。
 ペリー公園内にある「じょうきせんの碑」の碑文は「上喜撰」というお茶の銘柄と「蒸気船」を掛けて「お茶を4杯飲んだら寝られなくなった」「蒸気船が4隻来たら大騒ぎで寝られらくなった」という驚きを端的に表現した落首です。
 「久里浜村誌」によれば、この落首は、老中間部詮勝(まなべあきかつ・号 松堂)作ともいわれています。

エリアマップ 京急久里浜駅〜浦賀駅

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